Diablo3よもやまばなし

普通の感想とかはもう遅いので

Wiz InfAct4まで
DH Infクリア
馬場 Inf Act2まで
WD Lv11 Monk Lv42

□難易度InfernoとプレイヤーとBlizzardのスレ違い

 結局のところ、難易度Infernoとは一体何だったのかと。調整を間違えに間違えまくったクソ難易度だったのか。
 あの常軌を逸したNerfstormは何だったのかと。必死の延命処置だったのか。
 実際は、そうではなかったと思う。
 今ならAH縛りでもしない限り、Inferno Act1で手詰まりになるようなことはまずない。A2もA3も、4人で必死の即死マラソンを経てBelialとAzmodanだけ無理矢理殺すようなActではなくなっている。単純に装備が基準を満たしていなかっただけであって、一定以上の装備が揃えば踏破可能だとわかる。
 リリース一週間後と今で「Infernoの難易度は適切か」ってアンケートをとったらぜんぜん違う結果が返ってくると思う。

 じゃあ何が悪かったのかと言うと、「Diablo2から10年ちょいを経るうちに、BlizzardのゲームバランスベースがWorld of Warcraftになってしまっていて、プレイヤーはそれに気づいていなかった」というのが根本の原因。
思い返せば幾らでも共通点はあるわけだけど、
 ・Lvカンストまでは非常にカジュアル
 ・カンストキャラとカンスト-1Lvのキャラでは核ミサイルとつまようじ位の性能差がある
 ・エンドゲームコンテンツは何層かに分かれていて、1ステップ毎に数週間~の攻略期間を要する
 ・実装当初のエンドゲームコンテンツの難易度は調整なし/手加減なしの絶対殺すモード。クソ難易度でプレイヤーコミュニティが崩壊しようがお構いなし。
  数割のプレイヤーがエンドコンテンツにたどり着き、その大半が入口でボコボコにされて修理費を払うゲームをプレイし続けることになる。
  まともに挑戦できる腕前/装備を揃えられるのは全体の1%程度。クリアできるのは0.01%程度。
  変な方法でクリアされたら直ちに潰す。必ず、正攻法で戦えるようになるまでキャラを鍛え上げることを要求する。
 ・頃合いを見てバカでもクリアできるような難易度激減Patchを入れる
 ぱっと思いつくものを上げるだけでも、もう完全にWoW。
 でも、プレイヤーが望んでいるゲームはこうじゃなかったんだと思う。最悪なのはWoWに飽きてDiablo3に走ったプレイヤーで、「Diablo2の続編だと思った?残念、ハクスラ版WoWでした!」という酷い末路を辿っている。
 「Hellまでは面白かった」という感想はすなわち、このゲームをDiablo2の続編だと思えているうちは面白く感じられた……ってことである。

□アイテムトレハンゲーの終焉
 そして今問題になってるのはゲームの寿命の短さ。原因はもう言うまでもない。最早トレハンゲーはMMO/MOにするようなジャンルではなかった。それに尽きる。

 発売前は、Infernoクリア後はInf-Diabloの数倍強いキチガイみたいなボスが十匹くらいいて、どいつもこいつも絶望的に強い。けれど、倒せば確実に強烈な性能のUniqueやSetを落とす。
 で、一定期間ごとに再挑戦可能……とかそんな感じのエンドコンテンツがあると思っていたんだけれど、蓋を開けてみればそんなものはどこにもなかった。
 大半のプレイヤーはInf-Act1の骨を死んだ魚のような目をしながら延々と回し、延々と鑑定してはNPCに話しかけてゴミの数だけ右クリックするクソみたいなゲーム、というか作業に従事している。
 幾らかの恵まれたプレイヤーはInf-Act2や3を回しているのかもしれないけれど、大して変わらん。

 本スレでは「あまりにまともなアイテムが出なさすぎる」という声がよく聞かれるけど、別にそのレアアイテムの入手ペースは遅いわけじゃないと思う。数時間~数十時間/一個の良品入手間隔はトレハンゲーとしては至って普通、むしろ良心的な部類。問題は、プレイヤーが体質レベルでそれを受け入れられなくなっていることにほかならない。
 ゲームプレイヤーはどんどん贅沢になっていく。面白いゲームを求める一方で、(選択肢が増えることで)1つのゲームに費やせる時間は短くなっていく。
 モンハンの50分だって冗長と言われはじめているのに、数百人が数十時間かけて、その結果2,3人程度が劇的な幸福に見まわれ、残りの全員は時間の無駄でしたね?はいおつかれさん、というゲームが受け入れられるわけがない。
 でも、Blizzardはそれでなんとかなると思ってしまった。なのでこうなった。至って普通の結末。

 ついでに言えば、Auction Houseもトレハンをエンドコンテンツに据えるゲームとは最悪に相性が悪い。
 トレハンゲーのエンディングっていうのは「飽きた」か「最終装備が全身分揃った」の二択で、通常、トレハンゲーでは

  1:適当にそこそこの品を拾いながらゲームクリア、トレハン開始
  2:ぽんぽんと(その時点の装備と比較すると)良品が出て、全身Replaceされていく。でもまだひーひー言いながらのトレハンになる。一番美味しい場所には行けない
  3:中級品やキーアイテム(Dia2だとジャベ尼のTitan's Revengeとか)が揃うあたりでブレイクスルーが起こり、狩場が変わったり無茶で尖ったビルドが通るようになって劇的に強くなったりする。一番楽しい時期。
  4:中だるみ。中級品~上級品は出るが超級品が手に入らない。大半のプレイヤーはこのあたりで飽きてゲームクリア
  5:最終装備が一つずつ揃う。そのクラスの中核となるような最終装備(大抵武器)を手にした時点で満足してクリアするプレイヤーがちらほら出る
  6:極一部のマゾヒストが全アイテムを揃える。適当に試しうちして満足、ゲームクリア
   ※クリア時、稀に「別のクラスを育て始める」という選択肢に変化して1に戻る

 とまあこんな感じのプロセスを辿るわけだけれど、Auction Houseはこのうちの1~3を完膚なきまでに破壊する。
 アイテムが一つ一つReplaceされる喜びを一瞬でスポイルされ、いきなり中だるみ状態に放り込まれたプレイヤーが長く遊ぶわけがない。
 ただ、AHが無ければInferno序盤で呆れて投げだすプレイヤーの数が桁違いに増えるであろうこともまた確かであり、一概に「今すぐAHを閉鎖・廃止しろ」という話ではない。何よりもう手遅れだし。

□今後の展望
 本格的にヤバいのは、PvPで持ち直せると思っているあたり。
 Lv60キャラの中で異常なレベルの装備格差が生まれている現状で、そんなものが成り立つわけがない。狂ったようにトレハンしてしまったプレイヤーならついていけるだろうけれど、そうではない、もう見切りをつけたプレイヤーが戻ってくる要因には成り得ない。というかDiabloでPvPするならDotA2でもLoLでもHoNでもやった方がいい。
 今のDiablo3に絶対必要なコンテンツは、固定パーティーで数週間かけて打倒するようなボスと、「今の中級レアが軒並みゴミクズと化すけれど、超級には遠く及ばない」ようなUniqueを「確実に」落とし、数日に1回しか倒せないような中ボス。
後はMagic FindとNVの廃止。くだらない制約をプレイヤーに課す意味が全く無い。Magic Findに至っては、着替えをNerfすることで無用な反発を招いただけのクソステータスでしかない。Base Drop Rateを300%ぐらいに上げれば即座に解決する。どうせ超級品はそれでも出ないし。カスレアぐらい、クソみたいな手間やストレスをプレイヤーに負担させず、バンバン出してやった方がまだいい。
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by feenal | 2012-07-12 22:16 | Comments(3)
Commented by aloe at 2012-09-18 00:07 x
相変わらず的確で冴えた感想ですね。
D3の飽きは速攻すぎた謎が溶けた感じ。
Commented by feenal at 2012-09-18 01:16
お久しぶりで

D3はなんかこう、もうちょっと夢中になれるかと思ったんですけど・・・あっさりさめちゃいましたね。
プレイ時間に応じてリニアに強くなっていける期間が過ぎると一気にダレちゃう感じ。
俺がハクスラやると大抵そんな感じなのでゲームが悪いというより性格的にそうってだけなんですが・・・。
Commented by 七紙 at 2012-11-19 04:30 x
この記事が書かれてから4ヶ月、稀なる偶然で見つけましたがものすごく納得する内容でした。

10/25に適用されたPatch1.0.5で記事最後のUniqueに相当するアイテムとその材料を確率ドロップすることによって、実質的に数日に一回しか倒せないに相当するボスが実装されている上、1.0.4ではMagicFindは300%の上限が設定されしかも追加のレベリング要素で装備に一切MFを付けなくても上限達成可能と、記事の的確さに舌を巻きます。

しかし、こんな要素、考えてみれば発売時に実装しておくべきもので、まして発売から半年近く立ってからの実装では時既に遅し。
悲しいですなぁ・・・。


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