ネトゲ渡り歩き日記


by feenal

<   2013年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

TERA 雑感2

カンスト後のお話

□ハイレベルインスタンスとBind on Equipの功罪

 Lv60になった。なったので装備を取引所で買い揃えた。
 Lvが上がる毎に可能な限りの最強装備を取引所で購入するのはこのゲームの絶対的なセオリーであり、それから目を背けても良いことは何もない。
 特にLv60で取引所を利用せずにインスタンスで装備を整えようとした場合、下積み期間が果てしなく長く延び、更にはパーティーから蹴り飛ばされる可能性が増すだけである。
 具体的に言えば、最強装備1歩手前の装備が落ちるインスタンスに行くパーティーに、最強装備1歩手前の装備を身に着けていないプレイヤーは蹴られる可能性がある
 「インスタンスに行くなら、そのインスタンスでドロップする装備を着てくる」というTERAのセオリーを無視しているから蹴られるのである。

 で、装備を買い漁った結果、(入場Lv57以上の)ハイレベルインスタンスで行く必要性のある(=必要なアイテムがドロップする可能性のある)場所はたった9箇所になった。
 下級/上級などの区分を含めて、全21箇所程あるインスタンスのうち、通う動機付けが適切になされているのがたった9箇所。
 そのうち4箇所はカンストしたてで行くのはちょっと躊躇われるような場所だったので、最初は実質5箇所からスタートである。
 はじめのうちは全インスタンスを制覇した上でいろいろ書こうかと思ったけれど、正直面倒くさくなった。
 各インスタンスはどれも割と良くできている(※)だけに残念なところ。

□破壊されたマッチングシステムと日本人村文化

 TERAでぶっちぎりでアホらしい点はこれ。
 ただ、ゲームそのものにはなんら落ち度は無く(※1)、それだけに、よりアホらしい話。
 ランボー怒りの長文ポストである。

 インスタンスに行くには、二通りの方法がある。
 一つは専用チャンネルで募集をかけ、集まった5人で現地に赴き、直接侵入する方法。
 もう一つは、マッチングシステムに登録し、自動で組まれた5人でダンジョンにテレポートする方法。
 マッチングシステムを利用すると、いくつかのメリットを享受できる。
 ・現地にテレポート可能(徒歩でもヒーラー陣がSummonすることはできるが、制限が多い)
 ・マッチングしたパーティーでダンジョンをクリアすると、数gold~300gold程度(カンスト時の話。レベルに応じて中身は変わる)のオマケがランダムで入った箱が配られる。
 ・ステータスが大きく向上する。

 どのメリットも非常に大きく、インスタンスに行くなら是非マッチングを利用したいと思わせる、ちょっと過保護かな?とも思える仕様である。
 カンスト後はクリア後のオマケ箱が美味しいし、カンスト前ならテレポートできるだけでも嬉しい。

 が。

 普通に一人で行きたいインスタンスにチェックをいれて、マッチング申請したとして。自動でパーティーを組めたとして。
 その1秒後には確実にパーティーを追放されてしまう。されなくても、「出て行け」と言われる。居残ろうとすれば暴言を吐かれるだろう。そもそもはじめから、席など無いのだから。

 マッチングシステムのメリットは享受したい。
 でも、ランダムでプレイヤーを選ぶのは避けたい。
 なぜなら、TERAではカンストすると死のリスクが数十倍に跳ね上がる(※2)からである。
 装備が取引所で揃う程度のラインにすら達していない、つまり、Lv60にもなって未だにこのゲームのセオリーに気がつけない、ゲームセンスの無いプレイヤーや、未経験者(※3)を可能な限り弾きたい。
 じゃあどうするかというと、予め5人パーティーをチャンネルで募集して結成し、その後に一人がパーティーを抜けて4人と1人(もしくは3人と2人)で同時にマッチング登録するのである。
 こうすることで、全員がマッチングの恩恵を享受しつつ、予め結成したパーティーでインスタンスに挑める。やったね!

 ・・・当然ながら、ここに、野良でふらりとマッチング登録した奴が入り込む隙はない。
 ランダムでパーティーを結成するマッチングシステムのはずなのに、登録している連中は予め五人組を組んでいるからである。
 むしろ、野良ソロでマッチング登録している奴がいると五人組の中にそいつが放り込まれてしまう、いわゆる「ミスマッチ」が発生してしまうことに繋がり、「邪魔」ですらある。
 
 普通に使えば利便性抜群のマッチングシステムだが、本来の使い方は絶対にできない。
 カンスト後は上記の理由により機能不全。
 それでも、Lv59以下であればデスペナなんてカスみたいなものだし、未経験者が5人集まっても
 余裕でクリアできるような所ばかりなのだけれど、それでも一度構築されたセオリーは誰も崩せないし崩さない。
 Lv59以下のダンジョンにマッチング申請しても、他に誰も登録していないので永久にマッチングされない。
 5人組を作ってマッチング登録することもしないので、ミスマッチすらも起こらない。
 横に送迎完備でステータスブーストもあり、おまけにおみやげまで付いてくる便利なマッチングシステムがあるのに、
 不便な(※4)募集チャンネルで延々叫んで5人組を作り、結構な金額のテレポートスクロールを各自購入するか、最悪徒歩でえっちらおっちらインスタンス前まで行くのが常識となっている。

 原因は言うまでもなく、超絶保守的な日本人のネトゲ村文化である。
 「Lv60で使ってはいけないものだから、それ未満でも使わない」
 「見知らぬ人と無言で自動的に組まされるなんて嫌」
 「なんだかよくわからないものは使わない」

 別にその文化自体を否定するわけではないけれど、これ、ただのゲームですよ?

※0
 現状最上位のシャンドラ・マナイアなんかは下級の時点で5manとして完全にWoW超えしてる。ラスボス凄い面白い。

※1
 単に5人組でもマッチングシステムに登録できるようにすればいいだけの話なので、落ち度が全く無いわけでもないが、そうしたらそうしたで結局何も変わらない気がしないでもない。

※2
 死亡すると、「装備品にはめるクリスタルというアイテムがランダムで0~1個壊れる」のが唯一のデスペナ。
 クリスタルはカンストするまではどれもこれも端金で買える安物なので死にまくりでも問題ないが、
 カンストすると一個数百ゴールドの高級クリスタルが解禁されるため、一転大問題となる。

※3
 アクションゲームで難易度を上げる=引っかかっただけで一撃即死する攻撃をいっぱい増やす=初見殺し満載=未経験者お断りの風潮。
 実際に未経験者と組むのはやんわり、もしくははっきりとお断りしたいようなインスタンスは今のところ全部で4つ位(メル上シャン上下ケルレイド上)。
 他の場所ならwikiを読みながらダラダラ進んだり、経験者が口頭で二、三説明すればよかったり、もういっそのこと初見殺しにがっつり引っかかって最初から最後まで床をぺろぺろ舐めててくれてても割と問題無かったりする。
 しかし、ここは日本人村なので皆「不慣れですが・・・ ●●(凄い簡単なインスタンス)行く人募集><」みたいな感じで募集をかけている。病んでる。

 実際にマッチングで入ってくる未経験者を選別できれば苦労は無い話なのだが、
 「あるインスタンスを0~9回クリアしているビギナー、もしくは10回以上クリアしているベテラン」、という見分けはつくが、
 「0回クリアの未経験者なのか、1回はクリアしているクリア経験者なのか」の見分けはつかないようになっている。
 インスタンスのクリアアチーブを作るか、未クリアを判別できるようにすればいいだけなのに、この辺は謎のクソ仕様。

※4
 参加する方は2クリックで申請できて割と便利なのだけれど、リーダーは募集している間ゲームプレイが殆どできない(完全に数秒間立ち止まらないと募集文を流せない)。
 Tankがいなくて十数分待ち、なんてのもよくある話なので、マッチングに登録して放置していた方が圧倒的に楽。
[PR]
by feenal | 2013-04-29 21:54 | Comments(0)

TERA 雑感

なぜ今更始めてしまったのかと言われるとよくわからん
多分Path of Exileがやや煮詰まってきたというのと、
運良くβ時代にTERAアカウントを作成したハンゲームアカウントを思い出せたから、
後は新しいPCの性能を試してみたかったから(これはFF14βでもよかったわけだけど)と、まあその辺だと思う。

バーサーカーでLv59まで

□Lv20からカンストまで連綿と続く、完成されたエリーン無双サイクル

 前提1:TERAの装備の9割8分は新品状態ならプレイヤー間取引可能。
 前提2:インスタンス産装備は基本的に、装備可能レベルに達した時点ではぶっちぎりで最強。
 前提3:インスタンス装備は市場に溢れかえっているため、最終装備に近いものでなければ格安で買える。

 つまり、インスタンス産装備が身につけられるようになったら小銭を握りしめてオークションハウスに行き、
 今から行くインスタンスでドロップする装備をおもむろに軒並み買い漁って最強装備を整える。
 しかるのちに、一度も立ち入ったことが無いのにもう欲しいものが何一つないインスタンスにのこのこと赴き、(その時点の)最強武器で敵をミンチにすればよい。

 インスタンスに通っていると、レベルが上がる。
 レベルが上がると最強だった装備がだんだん色あせてくる。
 次のインスタンスに行くと、明らかに装備が型落ちになっているのを感じる。
 そこでじっと我慢して(インスタンス装備解禁レベルより、入場レベルの方が若干低い)、2レベル程上げる。
 そうするとそのインスタンスの装備が身につけられるようになる。
 即座にオークションハウスで装備を買いあさり、身に付ける。攻撃力・防御力が1.5倍とか2倍とか、それ位の滅茶苦茶な数値に跳ね上がる。
 与ダメージは2倍どころではなく数倍になっている。圧倒的な破壊力で敵を粉砕する。
 そうしているとあっさりレベルが上がり、次のインスタンスにいけるようになる。
 レベルを上げ、型落ち装備を取り替え、最強になり、敵を叩き潰す。

 俺TUEEをするのは楽しい。
 5人で協力して進んでいるはずなのに、どう考えても俺が敵のHPの7割程度を消し飛ばしている。楽しい。
 ボスもクリティカルが直撃すれば一撃でHPの2割程度が吹き飛ぶ。楽しい。
 あふれる万能感。もうTank、Healer、俺の3人でいいとさえ思える。楽しい。
 レベル帯によっては苦しい戦いを強いられることもあるけれど、Lv1から60まで延々無双となるとそれはそれで刺激が薄れてしまう。
 スイカに塩をかけるようなものとして、これはこれで必要なんだろうと思える。

 TERAはゲームとしてはそこまで完成されていない。
 というより、一年半もサービスしているのにこれだけ低レベル~エンドコンテンツまで一箇所残らずひたすらに薄っぺらいペラッペラのMMOが、
 未だにそれなりのプレイヤー数を保っていられるのが割と不思議なレベルの出来損ないである。
 ただ、この無双→劣化→鍛錬→無双のサイクルだけは完成している(鍛錬のサイクルが店に行って武具を買うだけ、と簡単なのも良い)。
 強い武器で敵をなぎ倒して楽しい楽しいと言っていればレベルが上がるのだから、これほど楽なレベル上ゲーはそうそう無い。

 ただしこれはバーサーカーというTHE 脳筋クラスでプレイしているからこそ得られる感想であり、
 これがTankとかHealerでプレイしていたらどんな評価になっていたかは予想がつかない。多分とっくに止めていたと思う。
 
 ちなみにLv20まではインスタンスが無いので、必然的にぶっとんだ性能の装備は手に入らない。基本的にひたすらダルい。

□奴隷アカウントと課金

 いくらかの初期費用は必須に近い。継続的に金を払うかどうかはプレイヤー次第。

 β~有料~無料化直前までのどこかしらの期間でTERAのアカウントを作成していない場合、アカウント区分が「奴隷」になる(もちろん実際にゲーム内でそんな名前がつけられるわけではないが)。
 冗談のような話だけれど、新規で始めた奴隷アカウントは、それまでに作成されたアカウントと比べて倉庫スロット数が1/4、キャラスロットも1/2。おまけに、とある機能を使ってインスタンスに行った際にもらえる数十goldのオマケが一切貰えない。
 倉庫を課金で増やす場合、72スロット増やす毎に1200円。キャラスロは1キャラ増やすのに800円。他のアイテムの価格から考えると、相当な値段がついている。

 そこで、奴隷生活を強いられたアカウントを誘蛾灯のように引き寄せるのが、「10日間敵からの経験値2倍」「10日間クエスト報酬金額2倍」「倉庫スロット+72」がひとまとめになった900円スターターセット(バラでそれぞれを購入すると1800円)。
 倉庫スロットは初期の72スロットじゃキツいが、144になればかなりマシになる。ゴミを溜め込まずにやりくりすればこれで十分な容量と言える。
 経験値・クエスト報酬増加のメリットも大きく、「900円くらい払ってもいいかなあ」となる。

 幸運にもこのクソゲーのアカウントを無料化以前から作成していたプレイヤーは、アカウント区分が自動的に"一般市民"となり、倉庫もキャラスロットも最初から全開放されている。
 ただ、TERAはクエストが大量に実装されているMMOとしては珍しく、獲得経験値における敵討伐経験値の割合が非常に高く、レベル帯によっては9割~10割になることもある。
 なので、敵討伐経験値+100%があるかないかで必要なレベル上げの時間が大幅に変動する。
 まともにカンストまで遊ぶのであれば、いわゆる"宗教上の理由"でもない限りは購入したいところ。安いし(300円/10日 : 600円/30日)。

 また、月1400円を支払うことで(奴隷アカウントであっても)特権階級になることもできるが(ただし、倉庫とキャラスロットが増えるわけではない)、これは逆にレベル上げをしている最中は不要。
 逆にカンスト後は、特権階級だとアイテムが約二倍速で揃っていく(勿論プレイタイムも2倍必要になる)。

□ここまでのまとめ

 F2P化までは「このゲームを起動するためだけに月額3000円」という、2ヶ月に1回フルプライスゲームを買うのと同じコストがかかっていたわけで、そしてTERAは全くもってそれに見合うようなゲームではなかった。
 2月の無料化以降はそれが随分緩和され、1000円程度の初期投資で(そして望むならそれ以降は完全無料で)とりあえず実装されているコンテンツを遊びつくす位のことはできるようになった。
 ゲーム開始からエンドコンテンツを完全消化するまでのプレイタイムとしては、リアルマネーに一切糸目をつけない上に24時間プレイの貴族ニートで3日~1週間(※1)、プレイ時間だけが多い一般廃人で半月~1ヶ月、一般人で1ヶ月半~2ヶ月、のんびりプレイで3ヶ月~といったところで、コストパフォーマンス的にはまずまず(※2)。
 

※1:ガチャである程度の換金性をもつアイテムを入手できる。前述の大半の装備が取引可能なことと合わせて、数十万円突っ込めば最強に近い装備が揃う。
※2:コネがあれば話はまた別。
[PR]
by feenal | 2013-04-28 09:53 | Comments(0)