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乖離性ミリオンアーサー

もしもしの協力型カードゲーム。


■概要
傭兵(純物理アタッカー)
富豪(物理アタッカー兼防御Buffer兼ドローコントローラー)
盗賊(魔法アタッカー兼Debuffer)
歌姫(ヒーラー兼攻撃Buffer)

の4キャラでそれぞれデッキを組むことができ、実際のステージにはそのうち1キャラ、1つだけを持っていける。
つまり自分で担当するのは1キャラだけで、他のキャラはデッキがあろうとなかろうとフレンドや野良プレイヤーで埋めることになる。
他キャラの操作はソロプレイならCPUが担当し、マルチであれば他のプレイヤー3人が担当する。
ちなみにCPUの頭はかなり悪い。

カードは火水風光闇の5属性の他に特定のキャラクター用の属性が付与されていて、対象キャラクターのデッキに刺すことで性能が劇的に向上する。
傭兵用カードを歌姫デッキに刺したり、その逆も可能ではあるが、その場合は穴埋め程度の効力しか発揮しない。
ただ、HPが一気に上がるような他職カードをこっそり刺して、無理矢理HPを確保…といった使い方もできる。

■戦闘
順番固定のターンベース。
1枚ドロー→カード選択→戦闘開始→支援・妨害・回復系カード発動→攻撃系カード発動→敵のターン。

カードの使用はコスト制。
初期コストは3で、毎ターン開始時に1ポイントずつ増加していく。
1ターンに切れるカードの枚数に制限は無く、コストがある分だけ自由にカードを使える。
基本的に1ターン1ドローなので、切るカードの枚数が増える後半のターンになればなるほど息切れしやすい。

戦闘中、誰か一人が倒れるとコンティニュー画面になる。
4人のうち誰かがコンティニューすればそのキャラクターは蘇生し、オマケに他のキャラのHPも全回復する。
本人が諦め、更に他の3人も見捨てるとそのプレイヤーは強制退出となり、残ったプレイヤーで戦闘続行。
以降他のキャラが倒れてコンティニューしたとしても、既に退出しているキャラクターの蘇生は行われない。

■マルチプレイモード
ホストになるかヘルプに入るかを選べる。
ヘルプに入るとなんとスタミナを一切消費せずに遊べるため、やろうと思えば24時間プレイしていられる。
スマホゲーでこれは画期的…というか割と恐ろしいシステム。

何度も周回するような時間限定イベントなんかはヘルプに入ればタダで延々回しまくれるので、
ホストとなって部屋を立ててローディングが終わった瞬間にはもう3枠全員埋まっている、なんてこともザラ。
当然ヘルプには人が溢れかえっていて数回リトライしないと部屋に入れない。
ホストになる場合はデッキランクで制限をかけることで寄生をある程度弾けるが、
ヘルプに入る場合は部屋を選べない(基本的に全ての部屋は0秒で埋まるため、満員エラー時の
「他に同じ目的の部屋があったら入る」という選択肢でランダムな部屋に入ることになるため)ので、
勝率が著しく低い部屋にマッチングされることもある。

…とは言え、ある程度の難易度までなら寄生が一人いる程度では負けたりしないので、
弱っちいプレイヤーはスタミナコストを支払ってホストになることで強力なプレイヤーに助けてもらうことができるし、
強いプレイヤーはスタミナコストを支払わない代わりにある程度のボランティアをすることもある、という関係ができていて、この辺りはよくできている。
どのみち24時間連続で遊べてしまうのはどうかと思うけど。

高難易度のボス戦闘は敵の攻撃に圧殺される前に敵の攻撃部位を潰せるかが勝負どころ。
戦闘開始直後はコスト不足で強いカードを切れないのに、ボスの部位全てが怒涛の攻撃を仕掛けてくるため、
HPが低くなりがちな盗賊あたりは最大HPから1ターンで瞬殺されることもしばしば。
逆に序盤を防御Buffと回復で耐え凌いで部位を潰せば攻撃回数が減り、一気にこちらが優勢になる。

■各キャラクター雑感

・傭兵
 純アタッカーなので、明確に必須と言えるカードは無い。強いカードが強いという脳筋キャラ。
 ボス戦では破壊可能部位をどれだけ早く壊すかで戦闘の優劣が決定されるので、傭兵が強いと戦闘がかなり楽になる。

 カードの種類が少ない現状では属性特化ができないため、とにかくデッキに強力なカードをぎっちり詰めることになる。
 幸い、入手しやすい自己強化キャラがいるのと、ダメージは他のキャラでもある程度補えるのとでカード資産が多少へっぽこでもなんとかなる。

 最初のガチャで盛大に事故ったらとりあえず傭兵をやればいいと思う。リセマラしろとも思うけど。


・富豪
 パーティーを下から支える要。というか傭兵以外は全員一蓮托生で土台を担うことになる。

 上級~超級ボスにおける序盤の猛攻を防御系カード無しで凌ぎきることは難しく、
 そしてその防御系カードは富豪が使わないとまともな効果を発揮しない。
 更に長期決戦の生命線である「パーティー全員の次ターンドロー数を増やす」効果も富豪の特権なので、
 富豪のデッキが滅茶苦茶だと戦闘それ自体が成り立たなくなる。
 幸い、必須カードが必須を通り越して最早所持前提のようなカードだらけなためか、大半は無課金無ガチャでも入手できる。
 加えて、今イベントで配布されているケルピー・シグルーンを入手すれば同様に無課金でUltra Rareを2枚入手可能。
 特にシグルーンは普通にガチャで出るURなのでかなり強力。ケルピーも威力高めの全体攻撃カードで使いやすい。

 ゲーム開始時のガチャでURが1枚も出なかったので仕方なく傭兵をやっている、というような場合であれば、
 ある程度ゲームを進めた後に富豪にシフトした方が活躍できる。


・盗賊
 敵の攻撃力を下げることでパーティーの生存能力を高める職業。
 富豪同様、Debuff系カードは無課金で入手できる。
 
 攻撃は魔法属性。
 歌姫の魔法ブーストカードはUltraRareな物理ブーストカードと比べると効果が低めなので、
 効果的に攻撃に参加するには自分で支援カードや敵の魔法防御弱体カードを挟む必要がある。

 今イベントでバーバンシー・バーゲストの2枚のUR・VRカードが配られているため、両方拾えばとりあえず最低限の攻撃力は確保できる。
 できれば強烈な全体攻撃のできるコルグリヴァンスやHPが伸びる卑弥呼が欲しいけれども、どちらもガチャ限定。
 
 HPが低くなりがちというかなりの弱点を負っている。
 1ターンに10000を超えるダメージを食らうこともザラなゲームなので、
 HPが激増するUR卑弥呼を引けない場合には他キャラのHP特化カードの投入を検討したい所。


・歌姫
 ヒーラー兼物理Buffer。富豪・盗賊と三者仲良く手を組んで縁の下からパーティーを支える。
 直接攻撃系カードもいくらかあるが、その威力はかなり控えめ。
 歌姫は攻撃支援カードでパーティーの攻撃力を高め、他の人に殴ってもらう形を取るのが一番良い。

 …しかし、ここで問題が。

 回復系カードは単体回復が2枚、単体持続回復が2枚(うち1枚ガチャ限定?)、全体回復が4枚の計8枚存在する。
 うち持続回復1枚は使い物にならないゴミなので実質7枚、全体回復2枚中1枚はCD特典で入手困難、もう1枚はガチャ限定のカード。
 また、歌姫は少ないながらも物理防御Buffカードも持っている。2枚あって1枚は無難な効果。もう1枚はガチャ限定の超強力Buff。使えば2ターンの間鉄壁の物理防御を得られる。
 そして攻撃支援カードを使えるのも特徴。1枚はイベントで配布されている物/魔両強化。1枚は無課金入手可能な魔法強化。最後の1枚である超強力物理Buffはガチャ限定。

 ……つまり、役割全てがガチャ限定カードに大きく依存している。
 歌姫のUR所持枚数はそのまま存在価値に直結しているため、富豪や盗賊の攻撃URが無くてちょっと攻撃面で不安が…という話とは訳が違う。
 歌姫をやるなら最低でも1枚、可能なら2枚はUltra Rareを引きたい所。

■感想

 ノーマルモードはステージを開始して「オート」を押すだけでクリアなので実質的に「[5]次へ」ゲーと同じ。
 ゲーム性はマルチプレイモードのボス戦に集約されている。

 ボス戦の、特に序盤の攻防には緊張感があり、油断できない展開が中盤まで続く。
 支援・弱体・チェイン(同一ターン内に同属性のカードを皆で出すと効果が一気に上昇する)を上手く決め、
 ボスのHPを一気に吹き飛ばしたりする爽快感も確かにある。

 しかしながら、やはり底が浅い。
 ボスは行動パターンがほぼ固定されていて、その行動自体も実質的に「単体を殴る」「全体を殴る」のみ。
 攻撃対象だけがランダムで、攻撃が上手く散れば全体回復1発でリセットできて楽になるし、
 一人が集中攻撃されると為す術無くやられてしまうことも。
 こちらが使用できるカードも殴るか支援するか回復するかの三択で、それらの使用タイミングも明確でプレイングに幅が無い。
 そのため、「十分なカード資産があるか」「ドロー事故が起きるかどうか」「一緒のPTを組んだ他3人の頭にカボチャが詰まってないか」というゲーム性とは関係の無い部分で勝敗が決定する。
 
 ……そもそも誰か一人死んでも100円払うと全員まとめて完全回復してしまう時点でゲーム性とかそういう話をするべきではないのかもしれないけれど。
 ヘルプ参加の3人はスタミナを支払っておらず、負けてもノーリスクなのであっさり見捨てることが多いが、
 ホストは1戦闘に数十分~二時間近いスタミナを支払っているため割とガンガンコンティニューする傾向がある。
 こうなったらもう歌姫は攻撃強化をかけまくり、他三人が全力でボスを燃やせば勝ててしまう。

 今後、敵味方の取れる行動が増えていけば話は変わるのだろうけど、そこには常にガチャ限定カードの存在が絡む。
 ゲーム性が拡張されてもそこを確率数%のガチャでロックされてしまうと、昨今の「無課金は生かさず殺さず」という風潮から逆行した、「回さないなら今すぐ死ね、これからも死に続けろ」というむかしなつかしのスタイルに先祖返りしてしまう。 

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by feenal | 2014-11-26 13:52 | Comments(0)