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ディスガイアD2 雑感

プレイタイム47時間程 クリアタイム20時間程度?
表プリニガー撃破まで

新規プレイヤーを非常に強く意識している作品。
5作目ながら、ナンバリングをリセットしているのはそのためか。

□システムの大きな変更と、方針の転換

 全体的に、「シリーズ通して遊んでいるプレイヤーなら知ってて当然の小技」が明確にされたり、「面倒くさいけどシリーズ恒例だから誰も何も言わなくなった短調作業系のやりこみ」が大幅にカットされたりしている。

 例えばディスガイア4までは、キャラクターを前後左右に移動させる「投げる」というコマンドと、とある小技を併用することで斜めのマスに投げることができた。
 この斜め投げはゲーム攻略以前に、ゲームを快適に遊ぶためには絶対必須と言っても過言ではない技だったわけだけど、あまりに常識化しすぎているせいか、作中では殆ど存在の明示がされていなかった(例えば、4の説明書の「投げ」の項目には一切書かれていない。"投げ 中級編"というtipsのページがあるにも関わらず、存在を匂わせるようなことすら書かれていなかった)。
 今作では普通のSLGの移動のように、最初から斜めに投げられるようになっている。
 「斜め投げがシステムに組み込まれた」というのはパっと見当然であり、どうでもいいことのように見えて大きな転換。

 他にも、
 ・経験値をx倍にするために数時間~十数時間の積み重ねが必要だったのがバッサリカット(要素は残っているが、やる必要が殆ど無くなった。せいぜい1時間程度やれば十分に)。
 ・キャラステータスをカンストさせるための百時間単位の膨大な積み重ねが大幅カット(準備が整ってから数時間でカンストするようになった)
 ・クリア後、数十時間かけて出現させるヒントの殆ど無しの隠し要素(敵の強さを100倍程度に引き上げる)が、クリアと同時に開放
 
 といった具合に、やりこむための下準備や、やりこみそのものにかかる時間が極端に短縮されている。
 特にステータスカンストは今まで本当に最後の最後に挑戦する要素だったわけだけど、今作では敵を倒すだけで数万~数十万単位でステータスが伸びていくため、あっという間に前作までの半端なやりこみキャラを凌駕する化け物が出来上がる。

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 例として、環境を一応ながら整えた上で2,3時間稼がせたキャラがこちら。装備でブーストされているステータスは各40万程度なので、それを差し引いた数値がキャラステータス。

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 更に2時間後がこちら。おそらくもう1時間~1時間半もあればカンストする。


 今までのシリーズでこのステータスに到達するためには下準備ができてから数十時間かかり、その下準備には更に100時間以上かかっていた。

 今時、据え置きコンシューマで数百時間、数千時間遊ぶような作品はドン引きされてしまうだけなので、これらの変更点は開発の意識が変わったというよりはプレイヤーの変容に合わせたというのが実情だろう。
 100時間も遊べば100%とは言わないながらも98%は遊び尽くせるであろう今作の大幅な方針転換は、新規プレイヤーには間違いなく歓迎されるはずだし、既存のファンも大半は受け入れられるものと思われる。

□難易度

 (前提として、ディスガイアシリーズをまともなSRPGとして遊べるのは、「余計な稼ぎをせずにメインシナリオを攻略していった場合」のみ。
 一度でも寄り道稼ぎ行為をすると途端にウォークスルーになってしまうのは今作でも変わらず。
 また、クリア後はキャラ育成が前提となるのでここからはSRPGというよりは育成SLGにジャンルが変わる)

 レベルを上げて物理で殴ればいい、むしろそれこそが醍醐味であり本質、というゲームで難易度もへったくれもあったものではないけれど、とりあえず作を重ねる毎にSRPGとしての完成度は上がりつつある。
 2までは1,2キャラ程飛び抜けて強化されたキャラがいればそれでよかった。
 3からは万遍なく鍛えておかないと詰むようになった。
 4からは少し考えて動かさないと負けるようになった。
 と来て、D2でようやくファイアーエムブレムのイージー程度の難易度になった。
 なんだか素人集団の作る将棋やチェスプログラムの成長を生暖かく見守るような気分だが、大体合ってるので仕方がないところ。

 変更点としては、
 ・敵味方双方の攻撃力が大幅アップ。ガチで殴りあうと物量的に負けるようになった。
 ・状態異常を最優先で狙うAIが追加。
 ・敵の魔法射程が全体的に長く設定され、10マス以上離れた敵が魔法で攻撃してくるように。
 ・AIの強化。全体的に通常攻撃で殴ってこなくなった

 このあたり。特に、敵が通常攻撃をあまり選択しなくなったのは大きな進歩と言えなくもない。
 また、状態異常ラッシュはかなり苛烈なので何らかの回復手段を用意しておかないとうっかり主力が無力化されかねない。

□現在のまとめ

 今まで以上にライトでカジュアルな作品に仕上がっていて、新規プレイヤーは非常に参入しやすい良作。

 しかし、それが若干裏目に出てしまっている感はある。
 発売当初のセオリーが全く固まっていない時期に、育成効率最適化を目指してプレイヤーコミュニティ内でああでもないこうでもないと議論したり、隠し要素が見つかってプレイヤー全体にブレイクスルーが起きたりするような、コミュニティ全体で攻略度を共有する感覚が醍醐味であったはずなのに(別にディスガイアシリーズに限った話ではないが…)、今作では既に「準備して修羅行って殴れ」の11文字で完結してしまっている。
 隠し要素も特に無く(もしくは発見されていないだけかも知れないが)、後日談+プリニガー撃破までなら50時間で到達できる。修羅プリニガー撃破もおそらく100時間はかからないだろう。修羅20段強化となると200時間位かかるかも知れないが、それでもまあそんなもの。
 「やらなくてもいいけど時間が無限にあったらやってみたいね」というようなやりこみ(例えばカンストハダシックス作成とか)も、「そんなの要らないし、無駄だからやらなくていい。修羅いって殴れ」というものに落ちてしまっているものが沢山あるし、やりこみ要素は今までのシリーズの1/5程度にざっくりさっぱり削られてしまっていると断言してしまっていい。

 ちなみにストーリーはディスガイア1と2の中間あたり。
 ファンディスク的なお話なので、2をやる必要はないけど1はやっておかないと魅力半減。
 
by feenal | 2013-03-24 07:04 | Comments(0)


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